世界と人生を彩るもの

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本 東野圭吾『仮面山荘殺人事件』


面白い。一読の価値アリ。(°∀°)b


またまたグルっぽで気になった作品を読みました。


「まさかのオチ。」スレで紹介されてたやつ・・・



どうでもいいけど、東野圭吾って意外とお年をめしてるのね。30代か、もしや40代かと思ってたけど(なぜか売れっ子作家って若く感じる)、1958年生まれ(ってことで現在52か53歳)。そりゃ重鎮ですね!


若いのに、出来た作品を乱発できるってすごいなぁと思っていたのですが。


逆に50歳を超えて、若者にも人気のミステリーを書けるってすごいなぁ。



この作品、3時間くらいでぱーっと読んでしまったが、「まさかのオチ。」で紹介された名に恥じない作品だった(@ ̄Д ̄@;)


もともと学生時分に、赤川次郎を読み漁ったクチなので、ミステリーの中でも軽快な文章もけっこう好きで、今回の東野作品はそれかついい感じに古臭い雰囲気も出ていてよかった。


現在の東野作品って、装丁も文章もなんか小奇麗だから。



今回TOKUMA NOVELSの文庫で読んだのだけど、裏表紙に彼のいい紹介文が。


「最近では、推理小説につきものの結末部分の饒舌な謎解きを如何に排し、かつ物語の緊張感を持続させるかに心を砕いている。」



そうか。


マンガやアニメの金田一少年の事件簿名探偵コナンはそれはそれでいいけど、ミステリーやサスペンスの本を読んでて、謎解きが残り2割で「犯人はお前だ」ってなってもつまらんのですよね。



だから東野作品は面白いんだーと。



容疑者Xの献身』も好きなんですが(悲しいけど)、今回の『仮面山荘・・・』にしても、読んでよかったと思わせる作品です。


ミステリーを読むからには、何気なく犯人は誰だろう、とか事件の全容を推測しながら読んでるわけですが、『容疑者・・』とか『仮面山荘・・』はその自分の推測をぽーんと超えてくれる。


何段オチというわけでもなく。


ただどんでん返すわけでもなく。


超えてくれる。


東野圭吾の作品を全部好きというわけではないのだけど、上に書いたような、絶妙な真相の現れ方をする作品が好きです。


仮面山荘殺人事件 (講談社文庫)/東野 圭吾
¥560
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がーん。トクマ・ノベルズは画像なかったので講談社文庫。

表紙の仮面が不気味でいいのに・・・


*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆


以下ネラバラシぎみ。


*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆



今回は「まさかのオチ。」っていう前情報あって読んでいたのもあって、「最後どうくるか!?」って構えて読み進めていきました。


第二幕(「幕」・・・(-_☆))で強盗が闖入してくる時点で、無難な展開を覆されて、え、どうなるの!?って夢中になり。


中盤で、まさかっていうくらいだから、犯人はこいつだったりして~って目星をつけてたら、


実際その人が犯人(といえば犯人)で(たぶん読者のほとんどは予測できる)、


でもその人が犯人ってわかることはこの本の答え部分でもなんでもなくて、


それを上回る真相!!が待っている!!!!



自分の至らなさを感じるというか・・ww

御見それいたしましたというかww



まさかのオチ。だった~(´□`。)