最近読んでる本の題名って。。。電車で向かい側に座った人たちはどう思うのか。
「密室殺人」ってのはともかく、それに「ゲーム」がついたらアカンやろ・・・
歌野晶午との出会いは、今まで何回かブログにも登場の、本好きグルっぽにて。
「まさかのオチ。」スレッドで知った、『葉桜の季節に君を想うということ』が最初です。
私は、全部の作品に対して要求するわけではないけれど、やっぱり読み甲斐がほしいので、
読んでる最中に「おぅ!」とか読み終わったあとに「ううむ」ってなりたいらしく、
すなわち作者に自分の上を行って欲しいらしく、
それを満たすのは、端的に精巧なミステリーなのですなぁ(*^▽^*)
『葉桜~』も「え?・・・・・、・・・・ええ!?」ってなったからクリア。
最近の個人的ミステリーブームで別の作品にも手を出したわけです。
『密室殺人ゲーム王手飛車取り』
「殺したい人間がいるから殺したのではなく、使いたいトリックがあるから殺してみた」(300p)
ミステリー好きの5人がインターネットのチャットに集まり、自分が趣向を凝らしたトリックを謎として出題。他の4人が推理して解く。
普通の推理ものと違うのは、犯人捜しではないこと。なぜなら犯人は出題者だとわかっているから----
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なんていう設定なんだ(ノ◇≦。)
めっちゃこわい。何がこわいかと言うと、殺された被害者に殺される理由がないってこと。
いや、理由はなくはないけど、、その理由は、自分が考えたトリックの条件に見合うだけってこと。
それだけの理由では殺されたくないなぁ。
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出題者も交代していって、約8編の短編集になってます。といいつつ、いい感じで次に誘導されて、気になって読み進めるしかないので、一気読み間違いなし。
裏表紙に「茫然自失のラスト」って書いてあるのだが、ラストちょい前ですごーくびっくりした。最後から2、3個の事件というかゲームのえげつない感じが半端ない。
映画の『ソウ』は、第1作目でぎょえーーーー!!!!!!とびっくりしすぎて(日常で襲われて気づいたらあの状況ってのも無理無理(゚ー゚;って感じだったけど、それより、最後の最後が本当にやばいよね?)、そのあとの作品は見ていないのですが、
そういう感じの衝撃ものだった。
うわうわうわーって独り言するような。
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最後の編は、尻切れトンボ感否めないけど、今読んでる2冊目で描写があったので、良いことにする。