世界と人生を彩るもの

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映画 『借りぐらしのアリエッティ』

ゲオのDVDレンタルが旧作と準新作が50円っていうので借りにでかけ、結局新作料金350円のアリエッティを借りてきました。



結局いつもそうなる。




わたくし、小さいころからミニチュアが大好きです。


シルバニアファミリーのおうちとか小さい家具に愛を感じます。


ドールハウスなんかも大好きです。


だから小さい(15センチくらい?)のアリエッティやその家族の暮らしは、見ていてとても楽しかったです。




出てくる虫が平気な類でよかった。


バッタ、てんとう虫、ダンゴムシあたりは平気・・


もし毛虫やミ●ズ(文字で見るのも無理)がアリエッティと同サイズで出てきたら発狂してたと思うww。



トークはともかく、


ミニチュア具合もさておき、


いち映画として。。。



物足りなかったというか、、


???というか、


モヤっとが残るというか、な感じでした~(;^_^A



ストーリーもよくわからないし、


設定もよくわからないし、


登場人物たちのかかわりから何がうまれたのかもわからない。。。



もっと深いストーリーおよび作品にできたはずなのに、どうしちゃったかなぁ~って。



てかセシル・コルベル作詞&歌の「Arietty's Song」の方がしっかり作品になってるっていう。



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以下、思ったことをつっこみます。



作品の具体的内容をまだ知りたくない方、読まないでくださーい。





そもそも、アリエッティが初めての「借り」に出るところから物語のメインが始まるわけですが、


ティッシュをとるときね、


お父さん無用心すぎやしませんか



新しい少年がやってきたことは知ってるわけだから、もしかしたら人がいるかもって警戒するはずだし、


そして少年がその部屋で寝ていることに気づくはずだし、でもどうしてもそこからしティッシュを確保できないなら、完璧に眠ってるか確認するべきじゃ・・?


少なくともその警戒の仕方をアリエッティに教えなくてはならなかったのではないかと!


しかもそのあとは、アリエッティの無用心が原因でこの家を出て行かなくてはならないっていう展開( ̄Д ̄;;



「人間に見られてはならない」のがどうしてかっていうのももうちょっとわかりやすく理由が欲しかったですが。



あと現実味っていう話で、本当に人間に見つかってはいけないのならば、あんなに気持ちのいい空間に住めるわけがないだろうってこと。


あれでも陰の暮らしでしょうけど、もっと絶対に見つからないところにすむはずだし、


押入れの床開けたら、あら、すぐそこ!って・・


そりゃ見つかるでしょう・・・



まぁあとお母さんのドジ加減。


キャラクターとしてはいいけれど、いつお父さんが帰ってこれなくなるかもしれない小人の暮らしの中で、あんな天然キャラがいていいわけないwww



さきほど一言だしたセシル・コルベルの主題歌ですが、この曲は、この作品で言いたかったこと表したかったことをきちんと表現できてますね。


宮崎駿が作詞かと思ったら、セシル・コルベル作詞。



「風髪に感じて 空を眺めたい


あなたに花届けたい


向こうは 別の世界


ほら蝶々が舞ってる 私を待っている」



「そう変わることのない


私の小さな世界


嫌いじゃないの


でもあなたを もっともっと知りたくて」



そう! この詞こそアリエッティの世界観でしょう~!?



本当は太陽の光をあびて、気持ちいい風にふかれて、昼間なら青空を夜なら星空を見たい。


けど、人間に見られてはいけないから、日当たりも空気も悪い場所で、決して見つからないように暮らさなきゃいけない。


自分は小人だから、そういう暮らしじゃなきゃ生きていけないのはわかってる。


家族も大事。


けどもっといろんなことを知りたい! ほかの人と話してみたい!


っていうのがアリエッティの心境だったんじゃなかろうか。



単家族だけで、こっそり暮らしてるってけっこうキツイと思う。




もしなんなら、アリエッティが少年を観察し始めるところから映画にしたら良かったんじゃないかなぁ(初めての借りで目撃されちゃうんではなく)。


サイズは違えど、同じような年齢だと思われる人間の男の子に興味を持ってしまう。


そして観察しているうちに少年がもつ悲しみに気づく・・


そんな少年に話しかけてみたい、けど人間に姿を見られてはいけない、家族も危険な目にあわせるかも知れない的な葛藤をアリエッティがするとか。



まぁ単純にそういう悲恋モノが私の好みだという話ではあるのですが。



あとハルさんが・・・


そもそもあんな性格の人があのお屋敷に雇われている意味もわからないし、


少年を部屋に閉じ込めるまでするか!?って感じだし(少年を孤独にしたい理由がわからない)、


小人をそんなに捕まえたい動機がどこにあるのかよくわからず。



せっかくだからさっきの続きを考えると、


なんだかんだでこっそり会い始めたアリエッティと少年。


話し声やらでハルが小人の存在に感づく。


ねずみ駆除屋に依頼して屋敷中を捜索することを思いつく!


その電話を聞いたお父さん、


ねずみ駆除屋の魔の手が近づく中、家族で命からがら脱出、


そしてお別れ・・・


とかでよくないか??



あと屋敷の先代たちと小人の先代のエピソードがなんかもうちょっと欲しかったです。



ポニョもあまり好きな作品ではなかったので(ポニョもそうすけもめっちゃかわいいけど、ストーリーが。。)、


もうジブリとは合わないってことなのかしら(悲)。




今度、原作の「床下の小人たち」読んでみます。