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本 誉田哲也『感染遊戯』 感想 &ストロベリーナイトのその後


こちらはストロベリーナイト・姫川玲子シリーズの最新刊でございます。


ストロベリーナイト
ソウルケイジ
シンメトリー
インビジブルレイン

この後に続くのが、『感染遊戯』なのです。


こちらはスピンオフ作品?ということで、インビジブルレインその後の姫川(班)を描くまでのクッション作品なのかな~と思いましたが、

いろんな登場人物の短編作品がたんたんと並んでいく…と思いきやそれらが絡み合っていくなど、ミステリー作品としても一級ですし、姫川玲子の不在はそこまで感じません。





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!以下、ネタバレ入ります^^!

既に読んだ人、特に読む予定のない人、ストロベリーナイトの映画を見る予定のない人以外は進まないほうが、読んだとき楽しいと思われます^^

トリックのネタバレはないけど、展開について記述してます;
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ところで、ドラマ化するにあたって、原作からインビジブルレインが外れており、なんでかなあ?と思ったら、

実際本を読んでみると、

内容がこれだけでドラマ1クールできるくらい内容が重いし濃い!

警察庁とか警視庁のしがらみ~っていう内容で、しかも結末で玲子班が・・・!!!という。


こりゃ映画化にまわすんだな~と思ったら、ドラマの最終回直後に発表がありましたね^^

ストロベリーナイト映画化!!


丸ちゃんや西島さんに映画館でもあえるのね!


実際、いいドラマ化になってましたもんね、生瀬さん演じる井岡のキャラとか^^

橋爪管理官はあんなにムカつくキャラだったのか、

渡辺いっけい氏の演技が良いのか・・・



『感染遊戯』は玲子班解体のその後がえがかれるわけですが、

ただキャラそれぞれのその後をばらばらに追った作品ではなく、

それぞれの絡みで1本の作品として完成しているので、

あんまり、スピンオフ作品という紹介はふさわしくないような気もしちゃうのですが、、、


私の中で「スピンオフ作品」とは、いわゆる”番外編”で質が本編より落ちてしまうイメージ。


と思って調べたら、”スピンオフ”という言葉の定義自体が意外に広くて、ただの番外編・外伝にすまなそうなので、以下省略。



そんな感じでですね、短編と短編の絡んでくる具合がこの作品の見どころなんですが、

この感染遊戯の第一章だけを単発でこないだのドラマに組み込んでしまったのです
!!!

もったいな!

ドラマ第5回の『感染遊戯』、雨の夜に玄関の外でめった刺しにされていた会社員。しかし指紋のないインターホンなど不可思議な点が? みたいな回です。

加藤あいさんがひょっこり出演してその後も活躍するのかと思いきや、単発で終わった作品です。


原作ではガンテツが真相に近づくんですけど、ドラマでは玲子にしちゃったし、

変に一部を実写にしたせいで、せっかくの作品がおじゃんになってしまった気が~^^;

それとも加藤あい主演で持ってくるとか~!?


まあでも、インビジブルレインで映画第一弾、その後の続編で映画化第二弾になるから十分と考えておるのですかな。


ノリの過去もまだ引きずったままだったり、本としても映像作品としても続編に期待が高まります。


ということで!

感染遊戯はかなりオススメ!

ひとつひとつの話は短編だから読みやすさもばつぐん!

ぜひおすすめ!