世界と人生を彩るもの

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本 筒井康隆「ロートレック荘事件」

4時間かからないくらいで一気に読みました。

評価は★★★☆☆。

読んで損はなし! 改めて読む機会があったなら★4つになりそう。



↓(以下ネタバレします)






何がダメだったって私がこの本を読むタイミング、、

ちょうど似たトリックの本を読んだ直後だったので、序盤で答えがわかってしまった、、、

途中出てくる館内の部屋の図面で確信。

出てくる伏線を全部拾えてるわけじゃないので、気づいた瞬間から読む意味がなくなるわけでもない。けど、終盤に気づくのが最大の楽しみなのに、先に気づいてしまったもんだから感動薄。

読み終わったときは、事件の舞台が「ロートレック荘」である必要がどこにあったのかわからずそれも戸惑ったが、ネットで感想・解説を読んでやっと意味がわかった。

登場人物の身体的特徴に文学的意味をもたせるためにも必要だったのですね。

私の妹が、東京でロートレック展に行ったばかりであり、また私も有名なムーラン・ルージュの絵が好きなのでタイミングはよかったけれど、、もう少し各部屋にある絵それぞれと事件が絡めばいいのにと思ったり。