本日のダムめぐりは、(石狩・) 空知地方の、北海道が管理するダム4基を見るのが目的でした。北海道150年記念のダムカードをいただくためです。
カーナビを見てたらどう見てもダム湖!っていうシルエット(←一部が直線)が映ったので気づきました。
△こんなシルエット。
徳富ダムから来た場合には、暑寒国道(国道451号線)から左折してのぼっていきます。最初にダムと管理事務所が見えて、それより進んだところに、下の写真のスペースが・・・
△栄養分の多そうな色してます。かんがい用水だしね。カモが泳いでいました。
△管理所横にあったダム情報。
写真を拡大して気になった情報を拾います。
位置:新十津川町字吉野
河川名:石狩川水系 徳富川支流 ルークシュベツ川
堤体:中心コアー型アースダム
△川の名前もかっこいいそして、ダムの型式はアースダム!!!初アースダムな気がする・・・ 国土交通省北海道開発局札幌建設管理部のサイトでは「中心遮水ゾーン型フィルダム」となっております。少し言い方が変わると困惑します
フィルダムのことはこれからおいおい、、
△「取水設備」、「放流設備」のところがこんなに詳しいダム諸元ある!?
これまで他のダムでは洪水吐に注目してきました。というのも他のダム情報では主に、常用洪水吐、非常用洪水吐のゲートがどうなっているか(クレストゲートなのかゲートレスなのかなど)の情報が掲載されているので自分が見たもの、撮影した写真と見比べるとふむふむとわかった気になれるから・・・。ところがダムにはそのほかにも水をダムの下流へ流す仕組みがありまして、それが利水放流だったりするわけですが、それはなかなか日の目をみないというか、、ひっそりと仕事をしている放流なのです。取水塔でとった水を管を通してどこからどうやって放流するかについてはずっと気になっておりまして、新十津川ダムの諸元にはそういったことが書かれているのだと思います~。ふむふむ。
△ダム諸元によるとこの洪水吐は「側溝流入式」。
水がたまりすぎると横に流れ出るタイプ。
立ち入り禁止です。
△下流方向に移動しながら。
天端というものはとりあえず向こうまで歩いて戻ってきたいというのもありますが、洪水吐を真上から眺めたいから歩きたいというのもある。
危険といえば、さきほども載せたダム情報のパネルに、赤字で書かれた文章を読んで驚きました。
「●本ダムの貯留水は、取水塔から太陽光に温められた表面水を取水しています。ダムの水温は表面より1m下がる毎に、約2~3℃前後の水温低下が見られます。誤ってダムに転落した場合、急激な水温の低下により人命に関わる大事故となりますので、決して立ち入らないようにお願いします。」
ダムを眺めてたら少し下流から水が流れる(というより噴き出している)音が聞こえることに気づきました。
取水塔から水をとって利水放流してるのかな?ってことでいったん道路へ戻り、下っていきました。
山側はものすごく鬱蒼としています。
△川を見ると、こちらもなかなか茂っており隙間からしか見えません(ダム下流側、地図で見るといったん国道に戻ってから行くことができそうなのですが、民家の横を通る感じなのと時間を急いでいたため行きませんでした・・・。次回近くを通ることがあったらチャレンジしてみたいと思います)
新十津川ダムはこんな感じで楽しみました。
予定になかったダムを発見していろいろ見れたので楽しかった~
お次は本日最後の目的地・栗山ダムへ向かいます。
途中、砂川SAで遅めの昼食タイム。
おすすめは砂川ポークっぽかったけれど、それより惹かれた海鮮塩ラーメン。
△写真撮る前にあらびきコショーをかけすぎました。ラーメン、美味しかったです。ドライブしているとき何故か塩分とりたくなります。
△へー砂川SAは日本最北のサービスエリアなんだ・・・。
で、看板右側にある「岩瀬牧場」の文字。
△マツコさんの効果はすごい。
お腹いっぱいだったけれど食べることにした。
△さっぱりタイプのソフトでした(私がよく言う八紘学園系)。みるみるとけます。美味しかったです。
つけたし①
ダム用語について調べていたら、滋賀県の「絵付きダム用語解説集」というページがとてもわかりやすかった。改めてじっくり眺めて勉強したいところ。
つけたし②
放流の種類について、洪水吐からではない放流=取水設備(取水塔)からの取水放流=利水放流だと思っていましたが、
かんがい用水(農業用水)として放流するのは利水放流だけど、河川維持のために放流するのは利水放流じゃないとかなんとか・・・
でも洪水吐以外からの放流を「放流してました!」と言ってよいものかわからない。あまりレア感がないし。
利水してなくても河川維持の必要はあるわけで、って思ってたけど、ダムの目的に「N:不特定利水(河川維持放流)」が無い場合は全く流さないこともあるのかなあ。
てかそもそもダムカードの「ゲート」欄は、洪水吐にゲートがあるかどうかということ・・?? そのほかの維持放流・利水放流口にしても情報が欲しい気がするけど、、、
本当に混乱してきました笑
例えば当別ダムのダムカードは、ゲートのところに「自然調節(ゲートレス)」と書かれています。自然調節方式のこのダムでは常用洪水吐を越流しない場合ダムから川へは一切水が流れないかというとそうではなく、実際は川が枯れないように河川維持放流というものがされていたりするわけで、ダムの下のほうで噴き出してたりするから、それならその仕組みがあることも知りたいというか・・。
金山ダムを見に行ったときは、ダム堤体の上部にあるクレストゲートは(もちろん)閉じられていて、そこからの放流はなく、ダムの川に近いところで勢いよく水が噴き出していて、そこがホロージェットバルブってことですよね・・?
じゃあ同じようにクレストでもコンジットでもなく、川の近くで噴き出していた定山渓ダムもそういう紹介されてる?と思って見ると「クレストゲート×2門、コンジットゲート×1門」で終わり。定山渓ダムのあの放流は「ゲート」からではない?
ちなみに豊平峡ダム、あの観光放流のゲートはどうやって紹介されているのか調べてみたら「コンジェットゲート×2条」だった・・・。
(”条”を使うのはバルブのとき・・?)
言われてみればダム堤頂部にあるゲートがクレストゲートでその種類にラジアルとかローラーがあり、ダムの下の方にあるコンジットゲートの種類にホロージェットとかハウエルなんちゃらがあるってこと?
となるとダムカードの「ゲート」欄はどの位置にゲートがいくつあるかという項目になると思うので、クレスト、オリフィス、コンジット、あるいはゲートレスという感じなんだろうけど、そこで気になるのは金山ダムのホロージェットバルブ仲間はずれに感じるのは私だけ・・??
上の新十津川ダム、現在ダムカードはありませんが、もし作られるとしたら「ゲート:自然調節(ゲートレス)」になるんだよなあきっと。ダム諸元にはいろいろなゲートが書かれているけど、洪水吐のゲート種類っていうならそうなるのもわかる。
漁川ダム(ロックフィル)のダムカードを調べると、
クレストローラーゲート×2門
オリフィスラジアルゲート×1門
ジェットフローゲート×1門
スルースバルブ×2門
との記載。
こりゃまた新しい記載方式! クレストがローラーだってわかるしオリフィスがラジアルだってわかる細かい丁寧な説明。
「スルースバルブ」初登場 検索したらヒットした水力ドットコムさんの「ゲートとバルブ」解説ページが、”設置場所”と”構造”に分けた分類をしていてとても分かりやすかったです →ページへのリンク。漁川ダムに行ったときはゲート3門とは別のところから水が流れ出ていたので、そちらがジェットフローバルブとスルースバルブなのかな。
もうひとつおまけに川端ダムのダムカードを調べてみたら、
ローラゲート7門
スルースゲート(取水)1門
ローラーゲート(発電)1門
ローラーゲート(取水)4門
バルブ(水道)1門
って書いてある。突っ込みたいところはいろいろある。
まず大きな文字で書いてあるローラゲート、ローラーじゃなくてローラなことに意味があるのかどうか。あと下の4つは小さい文字で書かれていて足すとちょうど7門だけど、ローラゲート7門とは別なのか詳細なのか。どっちにもとれる。うーん別だと思ってるんですけどてことは14門ある?
もはやクレストとかコンジットとか登場してないし・・・
スルースバルブじゃなくてスルースゲートになったし・・・
私の中で運用と設備の整理ができておらず、、混乱の垂れ流しすみません 言い逃げ・・