世界と人生を彩るもの

アメブロから引っ越してきました。整理を完了しないままこちらにブログを書いています。過去記事へのリンクはアメブロに飛ぶ場合があります。カテゴリーの整理もおいおい。

雪の庶路ダム

2018(平成30)年11月24日(土)に庶路ダムへ行ってきました。
 
帯広出発の日帰り訪問♪
 
札幌にいるうちは天候の悪化や路面が心配で現地訪問せずにダムカードのみゲットしようかと思っていました。

△結局金山ダムへの立ち寄りは断念しましたが、庶路ダムはどうしようか・・

 

△庶路ダムへ至る道のりがどんな感じなのか、あまり情報が得られなかったので思い切って管理事務所さんへ問い合わせをしてみた。

 

問い合わせ直後はやはり現地訪問はやめておこう・・という気持ちが優勢だったのですが、帯広に行ってみるとやっぱり行きたくなって(前日の札幌→帯広の運転で冬道に慣れたし、道東の方が雪は少ないし、雪があっても融けてはいないので滑りにくいし、

 

あと雪の積もったダムっていいな!と川端ダム、佐幌ダムを見て思ったので)

 

思い切っていくことにしました。

 

途中で雪道などがこわくてたまらなくなったら引き返す覚悟を決めて出発。

 

9時前後に現地到着を目指し、朝6時30分すぎ・日の出の時刻に出発しました。

 

 

image

△帯広から庶路ダムへ行くルート(有料道路不使用)はこんな感じ。

 

有料道路は不使用にしてるけれど、本別から阿寒までは高速道路無料区間なので一部高速道路を使用します!

 

足寄にも親戚がいるので、帯広→足寄方面の移動は慣れたもの。てことで千代田堰堤(土木遺産)の横を通り過ぎて本別へ向かう。

 

本別に着くころものすごくトイレに行きたくなっており、無料区間の高速道路にはPAはないだろうから事前に済ませなきゃ、庶路ICで下りたあともコンビニなさそうだしってことで本別ICを通りすぎて本別市街のセブンイレブンへ。

 

(本別ICへの交通案内には「帯広方面!!」と強調されて書かれていたので、え・・本別から無料じゃなかったっけ?と不安になって乗れなかったのもある)

 

△本日の朝ごはんは砂糖をまぶしたフレンチドッグ!!

 

大学生のときに根室に行って初めて知った道東名物です。まさかセブンに売ってるとは!! 

 

これとセブンコーヒーを買ってドライブ再開。コーヒーはセブンが断トツでおいしいと思う。

 

本別市街まで入ると、本別ICまで戻るよりも次のICから乗ったほうがいいので浦幌ICへ行きました。今地図を見ると、本別ICと浦幌ICの間に上浦幌PAがありトイレもあるようです・・。(道東道最後のトイレポイントらしいです) 時間ロスした!!

 

いやしかしこの高速道路があってよかったです、ほんと。

 

普段は下道派ですが、無料区間ばんざい!! 走りやすくてさいこー!(けどひとり運転だと停車しない高速道路ではなんにも写真が撮れません・・)

 

庶路インターのひとつ帯広側にある白糠インターの近くには鍛高山があります! 走行中どの山がそうなのかはわかりませんでしたが、北海道が誇るしそ焼酎・鍛高譚は白糠だったんだ!と初めて知りました。

 

庶路インターをおりてからも一切信号がないので写真がありません。停車して撮ればいいと思いつつ、できるだけ早く先に進みたい性格なもので。

 

△庶路ダムに着く前に唯一撮った写真。

 

一車線ゾーンに入ったらこんな感じの道路・路面でした。これだけ雪が積もっていれば逆に怖くないので通常の安全運転(冬道ver.)で登っていきます。

 

 

訪問の前、道が一車線だと聞いてビビっておりましたが、庶路ダムへの道は、ビビりの私が安心できるくらいこまめに待避スペースがあり、それがとても分かりやすく案内されていたので不安なく通行できました。しばらく待避スペースがない区間は見晴らしがきいているので大丈夫。ダムより奥から木材の搬出をしているようで、大型のトラックが数台走行してましたがそれでも大丈夫でしたよ!!

《↑私と同じく狭い道ビビりの方へ伝えたい情報》

 

前日に管理事務所へ電話した際に心配して教えていただいたことには、この寒くなりきる前の時期に、雪がとけるか凍るか状態が一番こわいから路面状態に注意して必要な判断をしてね、ということ。

 

この日、晴天だったので朝が早く気温が低いとはいえ、日光が当たったところはとけて滑りやすくはありました。立往生するほどではなかったので進みましたよ。 

 

アップダウンもあるけど、冬でも一車線区間は5分ちょいで抜けれるのでファイト。

 

そんなこんなで!

 

△庶路ダム右岸に到着!!!!

 

 

 

到着時刻8時35分でした。

 

あれ?帯広→庶路ダムが2時間30分の予定で、6時30分に出たのに、時間ロスして8時30分到着??早いぞ?

 

高速道路も路面凍結が怖くてそこまで飛ばしてないし・・・池田→本別(国道242)の下道はみんな飛ばしてたので流れにのってはいたけれどそんなに短くなる?(Googleは、みんなが速い場合はその速度で予測してくるのでそこそこ飛ばしても短縮にならないイメージ)

 

そこで思い出したのが西岡ダムへ行ったときのこと。剣淵の中心部から西岡ダムへは10キロ弱しかないのに、移動の予想時間は54分!! 実際に走行するとゆっくり走っても15~20分でした。なんかダムまわりのGoogleMapはなにかがおかしいのかな? データがあまり集まらなくて時間予想が狂うのかなと思ってますが・・??

 

てことで、帯広→庶路ダムの移動時間は2時間ほどです。冬道で危なそうなところはかなり慎重に走ってこの時間で着いたので、夏ならもう少し短いかもしれない。(ねずみとりに注意ね)

 

 

△なんか名前がいいよね、庶路ダム。

 

庶路ダム手前の地名、パナアンソーポコマナイというところがあるそうで、

この地名がカーナビにちらちら映り込んでくるので気になってしかたなかった。アイヌ語由来でちゃんと意味がある地名のようです。

 

庶路(しょろ)もアイヌ語からですね。

 

遠くてなかなか来れなかったけどやっと来れた!!という点では憧れのサンルダムに匹敵する存在でした庶路ダム。

 

遠いんだもん・・・

 

帯広からだから2時間だけど、札幌からなら高速使って4時間30分、一般道だと6時間・・。

 

(ちなみにサンルダムは札幌から高速使って3時間、一般道で4時間くらい、、サンルより庶路のほうが遠いゲッソリ

 

一時は現地訪問をあきらめようとしていたので、実際に庶路ダムを目にしたときはテンションがあがりました笑い泣き(くねくね道を一車線の道を通っているとき、最後にぐーっとのぼってくだる直前で庶路ダムの堤体が見えてひとりでうおおおおと興奮)

 

 

右岸の駐車スペースにとめて天端を歩きます。3連休の中日とは言え、雪の降り始めで行楽に良いタイミングでもなかったので庶路ダムに来るのは私くらいだろう・・と思ったら、駐車スペースにはすでに5台ほど停まっていました。少なくとも1台は釣りに来た人でしたが、他の車はいったい?

 

 

現地でそこまで意識してなかったけれど、抜けるような青空ですね。雲がひとつもありません。

 

 

減勢工が見えてきた! ここはカーブしてる減勢工か~!

 

減勢工がカーブしているダムといったら美唄ダムとか様似ダムでしょうか。

 

 

△足跡たくさん。この写真は8時37分なのにたくさん!

 

 

ダム湖(Green Lake 庶路)の右岸には橋がかかっています。

 

 

インクライン

 

 

この時点での気温は-2℃~4℃くらい。ダムを見てるとき、スマホで写真や動画をとる際には、手振れをしないように極力手すりなどに腕を当てて安定させるんですけど、この日の手すり、

△しばれてる!!

 

ロシアとかで素手でつかもうもんなら皮膚がはりつくぞってやつ。

(コート着てるし手袋もはいてるので大丈夫ですけど)

 

 

 △流入部と取水設備が見えてきた!

 

ふと、取水「塔」?取水「棟」?と気になりました。今までは取水「塔」だと思っていたけど、この庶路ダムのように堤体にくっついているときは「塔」じゃなくない??(ということで取水「設備」と書いたのですが)

 

ネットで検索してみると、ダムの堤体ダム湖岸の斜面に接していない、水の中に立っていて管理用の橋がかかっている塔のもの(岩尾内ダムとか漁川ダムとか)を取水塔と呼び、それ以外は異なるらしい?

 

Wikipediaによれば、ダム堤体に接しているのは「ダム堤体取水施設」で、ダム上流側や湖岸斜面にあるのは「斜樋(しゃひ)」というらしい。斜めの樋?

 

樋!!

 

樋口さんの「樋」という字をどんな意味か考えたことがなかったのですが、あの、屋根から落ちる水を集める雨どい、の「とい」って「樋」なんですね。あまどいは雨樋。

 

そして「樋(ひ)」には水を通す管とか水門の意味があるようで。
 

↑樋口さんというお名前も取水と関係していたんだ、、さんずいじゃないけど水に関係する名前なんですね。

 

斜樋、竪樋、底樋、ほかにもいろいろな樋があるようだ。

 

「樋」についてはここらへんにするとして、

 

斜樋ってなんだい?と思って調べたらダムについて勉強になるサイトが見つかりました ↓↓

 

ほうほう。

 

 

 

 

△佐幌ダムは狭い減勢工で、なおかつ放流もなかったけれど、こちら庶路ダムは絶賛放流中! 
 
減勢工に流れていくの見てるだけで面白い。カーブしてるだけでなく段になってますねえ。
 
image
下流方向はこんな感じ。
 
 
image
△流木をひっかける役目の網場。実際に引っかかっているのを見ることはあまりないのですけど、庶路ではしっかり役目を果たしていました。
 
 
image
△実はまだ左岸へ向かう途中。
 
左岸の斜面の上には「庶路ダム」と書かれた看板があります。
 
 
image
△天端を渡った先の斜面もいろいろ個性がありますね。
 
このドアの中に入りたい。
 
 
image

△左岸からいろいろ眺めます! 逆光なので少し写りが悪い。

 

 

image
△左岸からは上流方向へ道があります。その道には人間の足跡はなく動物の足跡が。
 
分かれてまた一緒になる足跡が面白い。
 
 
image
△この道、ダムの右岸から上流をぐるーっとまわってここにつながっているそうで、秋にはウォークイベントもあるんですね。いつか歩いてみたい。けっこうな距離ですよ。秋なのに熊は怖くないのかね。
 
 
image
 
image
△左岸から天端。
 
右岸側にも左岸側にも「一般車進入禁止」のバーが下りています。
 
 
image
△人気がないとは書きましたが、実は天端を歩いているとき私はひとりではありませんでした。
 
私より先に歩いていたのは釣り人・・・。
 
そして上の写真の柵を乗り越え、フーチング階段を下りていきました。
 
えーーーーーーー
 
私も行きたい。
 
庶路ダムは直下へ行けないダムだから・・ここを釣り人についていけば行ける・・・けど私は釣り人ではなくイチ「ダム好き」だから、だからこそやっぱりだめだ。そういう行動で天端ごと進入禁止になったら嫌だもの。
 
 
image
△朝早起きした眠気も吹っ飛ぶ~。
 
 
image
△ダムのフーチング(と階段)は個性が出るところ~見るの好きです。
 
 
image

△! なんかこっち(左岸)から見る減勢工もかっこいいなあ。

 

 

 

image
減勢工の中の”だんだん”も見るの好きなんですけど、これも用語的にはフーチングで合ってるのでしょうかね、補強するならフーチングでいいのかな。footing・・・
 
 
庶路ダムは常用洪水吐が2つ。私は流入部を見るのも好きなんですが、
image
△左岸側は街頭がかぶる。
 
image
image
△あら・・導流部は右岸側しか撮ってなかった。
 
 
image
△かっこいいですねえ・・。
 
 
image
△さてさて右岸へ戻ってまいりました。この時点で8時57分。天端を行って帰ってきて20分。寒いからね・・。
 
さてお次は今いる右岸の上流へ歩いてみます。立入禁止ではないので、ダム堤体の上流側も見に歩きます。
 
image
△よーく見ると「ダム湖周辺は大変危険です。一般車の乗り入れはご遠慮ください」って書いてある・・?
 
 
image
 
これくらいの角度だと安心して湖に向かえるけど時間はかかりそうである。
 
 
image
△こんだけ雪が降ったら熊さんは冬眠中でしょ~と高を括りぎみでダム見学をしてきたところですが、看板を見るとびびる。
 
 
image
 
 
image
△常用と非常用洪水吐の高さはけっこうな違いがあります。
 
 
image
インクラインの横を通ったあとにはなんか別の建物が2棟ほどあり、それを通りすぎるといよいよ山奥に入っていく感じです。
 
 
image
 
image
△水位見づらいですが、たぶん・・178.2くらい。
 
庶路ダム諸元では常時満水位が177.8m。てことは40cmくらい高い水位で常用洪水吐から流れ出てるの?(表現方法がわからない)
 
 
image
△取水塔と常用洪水吐と非常用洪水吐。
 
 
image
△取水の仕組みを学びたいと思いつつなかなか・・。
 
 
image
△橋の上を進みます。
 
 
image
△橋の上から見ると素晴らしい景色でした。
 
 
image
△橋の上で、ダムとは別の方へ目をやると川が流れ込んでいた。
 
 
image
△こうやって水が集まってくるんですねえ。
 
 
image
△洪水吐を通して向こうが見えると嬉しい。
 
 
image
 
image
△天気の良さも気持ちよさに貢献♪
 
日常生活ではストレスフルな日々を過ごしていたので、こういうダム訪問イベントが私の息抜きになっていました。
 
 
image
△左岸から堤体下流側を見れるポジションさがし。管理棟横の広場的なところからはあまり見えないです。
 
 
image

△思い切って管理棟の裏に入っていくとよく見えた!

 

image
△さて来た道を戻って帰ります♪ 日差しで融けたようで往路よりも滑りました。
 
 
image
△こういう待避スペースがあちこちにあるので安心して訪問を~
 
 
image
△往路でもここで初めてダムを見たのですが、帰りは写真撮影。
 
image
△冬でもこれなら夏は見えないかもしれないですねえ。
 
 
image
△こちらは帰りがけに振り返って撮った写真。この二股の交差点から奥が一車線になります。
 
 
image
△一車線になる前はこういう走りやすい道です。
 

 

(冒頭から好きなように書いていたら後半で文字数の制限にひっかかって最後は駆け足になりましたショックアセアセ