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関東旅行2日目② ダム巡り1日目② 八ッ場ダム-2 右岸展望広場”八ッ場ダムぷらっと見学会”

吾妻川左岸にある“やんば見放台”のあとは右岸にある見学会の受付へやってきました。やんば大橋を渡りきったところにある交差点を東に左折して向かいますがここら辺の道路はいろいろ工事中でした。
 
(言い訳ですが)傘が必要な雨の降り方だったので、ぜーんぜん写真がない!
 
人が多かったりすでに疲れていたのもある。。
 
受付テントへ急いで行くと受け付けしてくれました。大型観光バスの方たちは見学会には不参加のようでした。それでも一般の観光客の方たちでざっと30名以上は集まっていたと思います。夏休み期間中とはいえもう最終週の平日金曜日、こんなに天気の悪い中これだけ集まるなんて、ほんとに人気の観光地になっているのだなあ。
 
見学開始時刻、受付場所の近くに集まり、ぞろぞろと展望台へ移動します。
 
以下、自分の感想と見学会で得た情報を載せます。
 
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△左岸のやんば見放台からの景色も良かったけど右岸からもいいです。管理棟やインクラインなどなど見所たくさん。
 
重力式コンクリートダムはいつも下流側の堤体こそ飽きるまで見れても、上流側堤体をこんなふうに見れるなんて、建設中で、コンクリート打設が完了していて、試験湛水前の今だけ!!
 
もともとこのダム巡りの予定に八ッ場ダムは入っていなかったのですが、足をのばしてここまで来て良かったです。
 
 
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△管理棟の奥にはアンテナが見える。管理棟の上じゃなくて、奥の斜面の上に設置されているんですねえ。
 
管理棟の1~2階は八ッ場ダムの情報が展示されるスペースになるんですって。楽しみだなあ。
 
 
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 △天端上の工事のようす、
 
そして選択取水設備(左の縦長のとこ)、常用洪水吐(3つの穴の下の2つ)、水位維持放流設備(上の1つ)、それらの上にある予備ゲート、非常用洪水吐4門が良く見えました。ラジアルゲートはチラ見え。
 
 
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予備ゲートってなんのためにあるのかと思ったら、常用洪水吐&水位維持放流設備の中にあるラジアルゲートを点検する際に閉めるためなのね。今まで全く意識さえしてなくて知らなかった・・。
 
 
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△写真だけだと自分がカメラを向けたところだけしか切り取れないので一応動画でもぐるっと。(後日これに助けられることがよくある)

 
 
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△左岸の網場の出所~と思ったら、左岸の網場は見放台のすぐ下から出ている。
 
 
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△右岸展望台からパノラマで。
 
 
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上の天端の厚み(幅)は10メートルで完成したら歩けるようになるんですって!!歓喜
 
堤体下部のコンクリートの厚み(←上流から下流への)は115メートル。それだけあれば水の重さにも耐えれそうな気がしてくる厚さ。
 
堤体を良く見ると横に筋が通っている。この筋の高さは1.5メートル。コンクリート打設がこの高さずつ行われたんですね。
 
 
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堤体内にはエレベーターが2基作られて、1つは一般人が昇り降り可能な24人乗りらしいですよ!
 
てか、天端を歩ける+エレベーターで降りれる=ダム直下に行けるってことですよね!?!?
 
いろいろ見所溢れるダムになること間違いなし!!
 
サーチャージはもちろん来たいけどたぶん無理だから、完成したらいつか必ず来訪したいです。
 
 
余談ですけど、八ッ場ダム、いろんな方のツイートやブログを見てもやんば見放台や見学会の場所である右岸展望台からの景色、つまり上流側の景色ばかりだったので、下流側はいけない&見れないと思い込んでいたのですが、吾妻峡の見晴らし台というところまでいけば工事現場をしっかり見ることができたようで。さきほど知りました。無念(笑) まあ知っていたとしても、その見晴らし台は駐車場から往復1時間半かけて歩かなくてはいけない場所のようで、これだけ天気も悪いので無理だったかな・・・。時間もきつきつだし、、いや最初から高速使えば時間もあったかな・・。
 
とにもかくにも八ッ場ダムには完成後必ず行って、天端からエレベーターで直下に降りたり、吾妻峡谷の観光もして、見晴らし台まで歩いて八ッ場ダムをばーん!と見たいものです。
 
 
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インクライン、選択取水設備、常用洪水吐、水位維持放流設備の高さを見比べると面白い。
 
 
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△水に浸れば見えなくなる洪水吐の穴はしっかり見ておきたいものです。
 
 
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△選択取水設備、改めてまじまじと見ると、これだけの高低差があって、そのどこの水位からも取水できるってすごいことだなあと思います。
 
取水した先は群馬県企業局が管理する地下発電所と、河川維持放流口の2か所へつながるとか。
 
 
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インクラインと補強した斜面の間にある階段気になる。
 
 
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△管理棟から下へ伸びるインクライン。さすがの高低差がありますねえ! 角度もそこそこある。
 
インクラインの角度、いつもびっくりする。
 
この角度を巡視艇が下りていって、湖面に着水するのを見てみたいのですが、まだ見たことがありません。道南の矢別ダムで艇庫内を見せていただいたときにインクラインを上から見下ろしたのが、インクライン関係のいちばん嬉しい思い出だなあ。
 
 
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△左岸の網場が見放台の下から出てるなら、右岸は今いる展望台の下から?と思ったらもっと下流側(堤体側)から伸びてるのが見えました。
 
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△左岸、斜面の補強部は斜面だけじゃなくて平らなところが5個くらい作られてるけどなにか置くのかなんなのか。試験湛水したり、洪水で満水位になったら水没するのに何か作ることあるのかなあ。
 
 
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△左岸上流側のフーチング
 
 
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△見学会の説明で目をやると八ッ場大橋の橋脚には水位のなにかを示す赤色と青色の線が。どちらが何を示すのかはわからず・・これこそ質問すればよかったか。
 
けどどちらかはサーチャージ水位なんだろうな、と思いまして。そして改めてみると、今はぜーんぶ見えている橋脚があそこまで水に浸るとは・・ダムってすごいなあと思いました。
 
サーチャージのときは、今いる右岸展望台の足元、3メートル下まで水が来るんですってよ。サーチャージのときの湖がどれだけ大きいのかも見てみたいなあ。どんどん(サーチャージに)来たくなるなあ。
 
 
以上、見学会参加と右岸から眺めた感想でした。
 
見学会で説明していた内容は青字&太字で表記しました。メモしていた内容はごく一部なので、その他にもいろんな説明・紹介がされていましたよ。
 
見学会は11時から40分程度となっていましたが、現地にいってみるとはじめの20分が説明タイムで残りの20分は自由見学タイムといいますかご自由に質問どうぞタイムでした。なので私たちは、遅れた時間を取り戻すべく、20分の説明を受けたあとは離脱して先の行程へ進みました。
 
そんな見学会も9月末で終了してしまうとのこと。試験湛水前、見学会終了前の貴重なタイミングで参加することができました。