2020年のとある日(8月23日)、川端ダムを見たあといつもなら川端駅前で右折するところをそのまま直進(道道462号)し、国道234号に左折して南下しました。安平の道の駅を過ぎてしばらくすると道道576号との交差点(安平駅近く)の青看板に、目的地である「瑞穂ダム」の文字が現れます。何度か通って気になっていたので向かってみました(地図を見るともう少し北から左折したほうがショートカットになりそうです)。
△道道に折れてから右手に広がっていた風景。ぐるぐる巻き牧草ロール熟成中!
単にきれいな景色だから撮ったのもあるけれど、この日の朝こんなツイートをしていたので‥▽
びっくりした。さっぽろ駅のホームに牧草ロール転がってるのかと思った。 pic.twitter.com/yromnhkGmR
— 彩り (@ayakaaaand) 2020年8月22日
どんだけ眠い&疲れていたのか(笑)
△道道576号 瑞穂安平停車場線。
左右に広がる水田には稲穂が実っておりました。瑞穂ダムへ向かう道で稲穂。
秋の収穫間近の稲穂もいいけれど夏の稲穂がもっと好き。
瑞穂を見て瑞穂ダムへ行く、なんて良い日!
からの
△「工事関係者立入禁止」~~~~~~
△コーンの合間が通ってもいいよって言ってる?(言ってない)
この日は日曜で休工日かと思われますが、それでも通ったらダメなのか。一瞬だけど逡巡して引き返す。
天端へ向かう道の「関係者以外立入禁止」看板前から引き返して、下流側へ左折しようとしたがすでに通行止の標識が見える……なんてこった!!!近くまで来たけれど瑞穂ダムのなーーんにも見れず撤退。そんなことある? とりあえず寄ってみて大失敗の展開でした。
※2021年現在工事は終了しており、瑞穂ダムへ行くことは可能であります。
瑞穂ダムが見られないなら国道234号をそのまま南下して道道10号へ折れて厚真入りで良かったのにさ・・
なんかせっかくここまで来たからには国道に戻らず、なるたけ直線で厚幌ダムへ移動したい!!とMAPS.MEを起動してみたんですよ▽
なんか!林道を通る面白そうなルートがある!!
本来狭い道ビビりの私ですが、日曜午後の半端な時間にこのルートを通る人が私以外にいるかしら、と行ってみることにした(狭い道の一番嫌なところは対向車が来ることですよね)。
△今見てたらGoogleMapに「ハビウ林道入口」とある。ここから南東へ向けて入っていきます。
△割とすぐ未舗装道路になる。
△行き止まり~通行止め~~と思ったらエゾシカ避けのゲートだった。
左右の扉はチェーンで留めてあるんだけれどガッチリかんでいて、外すのが大変でした。真下に刺さっているペグみたいなのを引き上げて扉を開けてペグみたいなのをおろして固定して通過します。
通過して気づいたんだけれどこっちじゃなかった。わざわざ通ったのに進行方向がナビとずれているのに気づいて少し戻る。
青い矢印方向の鹿よけゲートへ入りましたが、正しいのは左折して入る赤い矢印方向でした。
正しいゲートを抜けてすぐの道▽
対向車来たら終了、だが来ない。
△木々の間を抜けていくのが心地良い。
△走りにくいほどではないけれど轍が深くなるとお腹をこすりそうなので慎重に進む。
走っていて、何か変だなーと思ったら、違和感の正体はいきなり開けた斜面があること。そこには工事標柱があった。
△文字を拾いますと、
平成30年 北海道胆振東部地震
ハビウ林道第1号箇所 その2 L=52.68米
工事名 奥地林道本安平越線 ほか2路線 災害復旧工事
着工 平成31年3月28日
完成 令和元年8月23日
△低い方に目をやると、下の方に木が横倒しになっている、、というか
△溜まっているというか積もっているというか。
斜面に生えていた木が地面ごと下に滑り落ちたんだということがわかった。
そうか、あの北海道胆振東部地震の、地滑りがたくさん起きたあの一帯なのかここは。
先に進んで、また別のところ▽
芝生で覆われた法面。道路はここだけ敷かれた砂利が白くて新しい感じ。
こちらもまた斜面の下の方へ、
流れて行ったことがわかります。
ショートカットになるやも?と進んだ道だけど砂利が深いところは慎重に進むので時間がかかります。
地滑りのあと。
△広範囲にわたって滑り落ちていた。
ここも、、傾斜はそれほどきつく見えないのに谷の底には土砂と木がたまっていた。
△最初に見かけた工事標柱には「奥地林道 本安平越線 ほか2路線」と書かれていたけれど、こちらは「奥地林道 ハビウ線」。
上2枚と下3枚、同じ場所の写真です。
△地滑りが起きて復旧工事が行われた場所は砂利が白い。
深く考えずに、瑞穂ダム近くから厚幌ダムへ抜ける道!ってことで来てみたわけですが、2年前に起きたあの地震の、あの一帯に私はいるんだと実感しました。
この林道走行は2020年8月23日(日)のこと。2週間後には9月6日(日)。その日が北海道胆振東部地震から2年目の日。こうやっていろんな復旧工事がされてきたんですね。
△もうそろそろ終盤。緑が茂っておりこのまま道がなくなったらどうしよーと思ったけれど問題なく通過できました。
いよいよ出口(厚真側入口)に到達!!
△看板ありました。早来側の入り口には何もなかったような…
「入林する際は、入林承認手続…か入林届の記載(林道入口の入林箱の中にある)をして下さい。」
ですと!!??
早来側にはなかった気がする。入林箱もなかった、気がする。
入林箱の中にはこんな△ファイルがありました。
△入林届の項目は先頭がたしか「山菜採取」、それに続いて「魚釣り ハイキング 登山 その他」でした。
△厚真側の鹿避けゲート。向こう側から出てきたところ。
以下、当時のツイート。
(見れなかったけど)瑞穂ダムに行ったからには国道まで戻りたくなくて(国道まで戻らなくても小回りできる道道あるけど)、せっかくだから!と林道チャレンジしてきた。https://t.co/a656lDnrP0が行けるよ!って言ったから😤
— 彩り (@ayakaaaand) 2020年8月23日
鹿除けゲートを開けて入る。1枚目写真は最初間違えて入ったら別の道だった⚠️→ pic.twitter.com/B6L8UwW9jN
→写真を撮れてるところは普通の林道。他にところどころ、落ちたら●ぬ!崩れたら●ぬ!ってとこがあった。
— 彩り (@ayakaaaand) 2020年8月23日
奥地林道ハビウ線、あるいはたんにハビウ林道というらしい。未舗装の林道区間を、時速20km &たまに写真撮って走ったら30分くらいでした。 pic.twitter.com/zGRucIiPmg
林道のルートはこんな感じ! https://t.co/a656lDnrP0より
— 彩り (@ayakaaaand) 2020年8月23日
日曜のこんな時間に通る人はいないっしょ!って走ったら本当にそうで良かったです。 pic.twitter.com/ipPgpiR1MS
つけたし
ハビウって漢字で書くと頗美宇らしい。
△林道抜けたあとの道路沿いはまだ工事箇所が。日曜日なので休工のようす。
斜面に佇む重機すごい。
さいごに
1年前の様子をブログにまとめました。この1年の間でまた変わっていることもあると思うのでご注意ください。