自分の体が誰かに乗っ取られた!!
あるのは意識だけ——
設定はありがちです、
他人の身体に入っちゃったり、他人と入れ替わったり、
そんな非日常からスタートして、日常のドタバタ劇ののち、呪文を唱えるとか階段から落ちるとかして、
ほら元通り!
ってのがよくあるオチ。
けどこの作品は違いました。
非日常スタートで、そのままありえない展開続き。
短編なので、リズムを保ったままで飽きることなく終わってくれます。
妄想というかくだらない思いつきは誰にでもあるとして、
ここまで掘り下げてお話にしちゃうなんてすごい…
なんかシュールな雰囲気もあり、最後はちょっとこわかった。
以上「マリオネット症候群」です。
「クラリネット症候群」も、キーワードは
奇想天外
と
ハチャメチャ
です。
ドレミファソラシ抜きの文章で頭が痛くなります。
暗号文なんかも出てきて、なかなか面白かったです。
乾くるみ作品では次、スリープを読みます