世界と人生を彩るもの

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本 乾くるみ『クラリネット症候群』

自分の体が誰かに乗っ取られた!!


あるのは意識だけ——








設定はありがちです、






他人の身体に入っちゃったり、他人と入れ替わったり、






そんな非日常からスタートして、日常のドタバタ劇ののち、呪文を唱えるとか階段から落ちるとかして、




ほら元通り!




ってのがよくあるオチ。










けどこの作品は違いました。









非日常スタートで、そのままありえない展開続き。









短編なので、リズムを保ったままで飽きることなく終わってくれます。









妄想というかくだらない思いつきは誰にでもあるとして、




ここまで掘り下げてお話にしちゃうなんてすごい…








なんかシュールな雰囲気もあり、最後はちょっとこわかった。








以上「マリオネット症候群」です。








クラリネット症候群」も、キーワードは







奇想天外




ハチャメチャ




です。









ドレミファソラシ抜きの文章で頭が痛くなります。







暗号文なんかも出てきて、なかなか面白かったです。



クラリネット症候群 (徳間文庫)/乾 くるみ





乾くるみ作品では次、スリープを読みますアヤカーーン☆エトセトラ-20080820003844.gif